GEN日記

ひきこもり×ほぼ無職×フォーカシング

共感というか、追体験というか、相手の身になってみる

今年1年を一言で言い表すと非常に疲れた。

 

年始の内定取り消しに始まり、暮れにうつで盛大に体調を崩して締めるという、疲弊に始まり疲弊で終わる何とも言えない1年だった。しかしそういう経験をして、相手の身になることの大切さや難しさを改めて痛感した。

職業柄、相手の身になる大切さを随分言われてきた。例えそのような経験をしたことが無くても、相手の身になってイメージしてみる、感じてみるのが大切であると教えられてきたし、そういった事が大切であると思ってきた。しかし、実際にそのような経験をしたことがあるとないとでは、共感の質が全然違うのでは無いかと最近よく思う。経験が無いのではどうしても相手の身になることや共感することが、浅いというか上滑りしてしまう様な気がしてならない。

同時に相手の身になってイメージすることや感じてみることが出来ない人、そもそもそういう考え方や感じ方をしない人が、思いの外多いことに驚きつつ、少し悲しくもなった。だからこそ、共感される体験というのは非常に勇気づけられたり、元気になったりする経験なのだと改めて思う。

その分と言うのはなんか変だが、今年は参加したワークショップはどれも非常に印象深い、良いワークショップだった。5月末には池見陽さんのワークショップと高石宏輔さんのワークショップに、7月には堀尾直美さんのワークショップに、8月には新潟でフォーカサーの集い、10月には村山正治さんのワークショップに参加した。どのワークショップも色々感じることや学ぶことが沢山あったが、どのワークショップも「相手の身になってみる」というテーマが根幹にあった様な気がする。そういう意味では今年1年は相手の身になることについて考える1年だったように思う。

 

来年の抱負みたいなのは立てても、きっと一週間もすればどことなくしっくり来なくなる様な気がするので、とりあえず一週間とか、一ヶ月の目標は設定しておく。穏やかに過ごしたいと願いつつも、来年もまた色々あったりなかったりで挑戦しざるを得ない気がする…

 

良いお年を。