GEN日記

ひきこもり×ほぼ無職×フォーカシング

たまゆらジャンキーになり、考えてみる

 最近、北のたまゆらという風呂によく通っている。1週間に2、3度行っている。たまゆら中毒、たまゆらジャンキーだ。

  元々あまり風呂好きではない。小学生の頃は、家族で近所の温泉に月に1、2回行っていた。それが何かイベントの様なものだった。しかし、歳を重ねるに連れて、家族で外出しなくなった。それと共に温泉から足が遠のいた。せいぜい、旅行先で近くに温泉があれば、たまに浸かるくらいだ。ちなみに日々のシャワー自体もめんどくさい。何分でシャワーを終えれるか最近は計っていたりする。

 風呂好きとは言えないぼくだ。そんなぼくが昨年なんとなく新しいことを始めようと思い、やってみたことのひとつが近所の銭湯に行くことだった。物凄い良い体験と言う程のものでなく、なんとなく非日常を味える位のものだった。その時は4、5回行った位で、近所の銭湯にはあまり行かなくなった。しかし、昨年の震災の時に自宅の風呂が入れなくなり、たまたまツイッターか何かでたまゆらが営業していることを知り、行ってみた。震災で風呂に入れないこともあり、人でごった返していた。しかし、その風呂の光景が何か非常に新鮮に感じられた。すごく非日常だった。僕の知っている風呂ではなかった。風呂が良さもあるが、それ以上にその空間が良かった。この体験を求めてたまゆらに行き続けているのかもしれない。

 風呂の心地よさも確かに良い。それ以上に風呂上がりのクリアな思考を求めて通っているというのもある。自宅であれこれ考えても、考えているようで実は同じところを堂々巡りをしているということが良くある。そして、なんとなく後悔してしまう。しかし、たまゆらの風呂から上がった後に、改めて考えていたことを考えてみるとスッと考えがまとまる。そして、ちょっと得をしたような、満たされたような感じを感じる。

 以前はそういう考える時間が酒を飲む時間だった。しかし、ここ最近は酒を飲むと早い段階で内臓が悲鳴を上げる。なので、酒を飲むのも、酒を飲んで考えるのも控え目にしている。そう考えると、酒が風呂に変わっただけなのかもしれない。